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気密施工マニュアルとその結果・・・

弊社施工マニュアルを提出をした物件の気密測定を行ってきました。

昨年末、施工マニュアル提出に伴い関係者皆様に時間を作っていただき、設計士さんの事務所で施工指導を行いました。
その時の風景ですが
棟梁さんはマニュアルの1ページ1ページにマーキングをして自分なりの書き込みをするくらいの熱心さで・・・まじめの中にも設計士さんの冗談で場を和ませていただいた事もあり、和気藹々とした雰囲気で行えました。
今までで一番熱心に聞いていただいたと感じた卓上での楽しい施工指導でした。

その後、現場での施工指導は行っていません。
(弊社に依頼される気密指導では、卓上よりも現場が多いです。そういった意味では今回は稀なケースです)
今日初めて気密測定のために現場へ行ったのです。
現場に着き、玄関ドアを開けた時の玄関ドアを引っ張る力で気密性能が良いであろう事が分かりました。
冬季に施工される現場は寒いために、窓を開けて働いている事は、少ないのです。
住宅の窓やドアを閉めきって働いているので、玄関ドアを開ける力でその家の気密性能が判断できたりします。
それとは別に、今までの経験から玄関を開けて目に見える範囲の施工状態が綺麗だと、たいていの現場の気密性能は良いのでした。

今回も例に漏れず、その通り! 結果はC値0.12c㎡/㎡でした。

防湿気密シートの先張り施工がほぼ初めてという大工さん、現場気密指導もなしでこの結果です。
昨年末の棟梁さんの熱心さが頭の中で蘇り、現場を監理している設計士さんをはじめ関係者の皆さんにその頑張りに感服しました。

最後に、弊社の施工マニュアルは、設計士さんと施工者さんの意識を繋ぐきっかけでしかありません。
関係者皆様が、いちがんとなってよいチームに成れたから出た結果だとおもいます。
私自身良い経験をさせていただきました。今日はありがとうございました。

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古民家改修計画

Facebookでは、たびたびアップしていました陸前高田市の古民家ですが今月末に完工予定です。
現在も工事は続いていますが、ここで何回かに分けて記事にします。
建物は明治四年に建てられ東北大震災を乗り越えた合掌造りの御宅。
お施主様は、私より少し年上のお兄さんくらいの年齢の方です。
90代の祖母が慣れ親しんだ和室の空間が変わることなく残したうえで耐久性を上げ祖母が暮らしやすいような温熱環境にして生まれ変わった家を感じて喜んで貰いたい。
なおかつ省エネルギーであってもらえれば・・・が、お施主様の願いでした。

そこで
お施主様と親交のある意匠・内装を総合プロデュースをされている方の声掛けで施工を行う会社の設計士さん、温熱環境設計の弊社と三社が集まりチームを組んで、昨年の春から計画がスタートしました。
多忙なお施主様に代わり、総合プロデュースをされている方のところに三社が集まり幾度と無く打ち合わせを繰り返し計画を煮詰めて、昨年の9月に一部解体作業がスタートしました。

弊社が携わった温熱環境計画内容は、断熱・気密・換気・冷暖房・間取りのプラン・熱計算・燃費計算等になります。
その他に、気密・断熱施工図作成し熱計算・燃費計算の計画を実現させるための現場での指導や施工も行いました。
古民家ともなると、柱や梁一本一本の大きさが現在のようにきっちりとしている訳ではありませんし、経年変化により建物の歪みもひどいため、計画通りの性能を担保するためには現地での施工説明や指導がいっそう欠かせないものとなります。

その断熱・気密の計画の詳細は下記の通りです。
建物は間口19M奥行き12Mを少しかけるくらいの大きさで入母屋の屋根。間口の半分を和室が占めています。
もう一方の間口の半分はリノベーションになり大きなLDKとなる計画です。和室側は床材を剥ぎxps75㎜の床断熱として和室を復旧、リノベーション側は基礎断熱(土間下xps75㎜立上りxps75㎜)でコンクリート床という意匠計画です。

昔、和室の上部で養蚕を行っていた屋根裏部屋があり、今回そのスペースを小屋裏収納にする計画が持ち上がりましたので、和室の天井材を剥がさず、小屋裏収納から入母屋の屋根面に対して内側にアキレスQ1ボード61㎜で屋根断熱と難しい施工にあえてチャレンジする事を計画しました。
一方のリノベーション側は暖房容積を減らす目的で、アキレスQ1ボード61㎜で天井断熱(繋ぎ化粧梁上断熱)という計画です。

和室の壁には大きな長押が使われ、表しの梁も今では、簡単に手に入らないような材種で丸太のような大きなものが使われています。
その真壁で作られた和室の一本一本の柱や壁には今までの年月によって出来た風合いが刻まれているようでした。
和室の内装材と外装を外し復旧すれば、格段に気密・断熱性能が向上する事は、わかっておりますしその方が施工精度も上がる事は承知していましたが、祖母が慣れ親しんだ和室の空間をできる限り残してあげたいとのお施主様の願いを感じたことで、あえて内側は解体せずに既存の状態を守りつつ、外側の外壁だけを撤去しアキレスQ1ボード61㎜の外張り断熱の計画。
断熱の連結や気密施工のハードルはかなりあげる計画になりましたが・・・最低限守るべきところは守り気密性能の確保・断熱性能やサッシの性能を向上し、先祖代々の住宅を快適な居住空間に計画にしたのでした。

〈つづく〉

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エアコン暖房

多忙な事をいい訳に、だいぶブログの更新も滞らせておりました。
今回の記事は、最近よく相談されるエアコン暖房について記事にします。
施主様、また工務店からも「暖房をエアコンで考えていますが、どうでしょう?」と相談があります。
そこで私の答えをブログ投稿で回答させていただきます。(但し、予算は別とします)

①エアコン暖房はお住まいの地域によって計画する。
寒冷地の場合、外気温がマイナス10℃~20℃にもなる地域で室内を20℃に保とうとすると 内外の温度差は30℃~40℃にもなります。
住宅内全体でその温度差をエアコン暖房の空気熱で暖めるのか?または、パネルヒーターの輻射熱で暖めるのか? で暖房特性の違いが出ます。
温暖地より寒冷地では室内の上下と部屋間との温度ムラができやすい地域なので暖房を何にするか?十分な検討が必要です。

②住宅の断熱仕様。
住宅を断熱すると断熱の種類と厚さで熱損失(内外温度差1℃時に損失する熱量)がわかり熱損失量が多い住宅ほど暖房能力が大きいものが必要になります。
一方、熱損失量が小さい住宅ほど暖房能力は小さいものですむことになります。

③サッシの性能で表面温度が変化する。
建物の外周を囲っている部位が一般的には断熱層になりその断熱性能が高いと熱損失が少なくなることは②の通りです。
建物の外周壁で最も熱損失の多い部位は開口部(サッシ)になります。
つまり開口部(サッシ)の断熱性能をより高くしないと外気温の影響を受けやすく 窓の表面温度がマイナス10℃~20℃にもなる寒冷地ではコールドドラフトの影響を簡単に受けやすく、また窓に結露が発生する危険があります。

④サッシの位置。(住宅の間取りとエアコン設置場所)
住宅全体的に良い温熱環境、例えばQ1住宅クラス以上の高性能な住宅あっても部屋ごとの暖房計画をしないと外気温の影響を受けて背中が寒い・足だけ寒いといったコールドドラフト現象が起きます。
また、寒冷地で外気温がマイナス10℃~20℃にもなる場合にはエアコン暖房だけではサッシの表面温度を上げることができず窓に結露を発生させるケースが多々あります。

⑤どのくらいの温熱環境を望んでおられるか?
住宅の熱損失などから暖房負荷計算し暖房能力を選定します。
能力だけ考えると1箇所にドン!と必要な暖房能力の暖房機を置くだけでいいのですが、開放的な間取りではない場合は部屋間に温度差ができやすくなります。
その結果、暖房機から離れた部屋のサッシが外気温の影響を受けて露天温度に達し結露が発生します。
この解決策としては暖房機を分散配置させることで温度差を小さくすることができ、また窓の結露防止に役立つ環境に近づけることができます。
寒冷地で④のような現象を全てクリアする暖房機は、今のところ輻射熱のパネルヒーターが最適と考えています。
ここまでのレベルの住環境を望んでいないのであれば・・・エアコン暖房でも良しとするところです。

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まとめると、
寒冷地では住宅の断熱性能やサッシ性能を上げ間取りやサッシ・エアコン設置場所のバランスを考えた計画をしないとエアコン暖房の場合、特に寒冷地ではコールドドラフトや窓表面の結露発生を防ぐことは難しいということになります。 暖房のイニシャルコストとの兼ね合いもありますので、暖房機はこれ!とは断定できませんが、 私のお薦めは、輻射熱で住宅を暖めコールドドラフトを唯一防げ、熱のコントロールがしやすい暖房機はパネルヒーターであると思っています。
(海外の寒冷地でも高性能サッシの下には、コールドドラフト防止のため窓表面温度を上げることができる暖房機が設置してあります。)
「器の性能」(住宅の断熱・気密)が高性能でしっかりしているのであれば、
あとは、「熱をコントロール」を容易に行える設備(暖冷房・換気)が快適な住環境に必要と考えます。


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theme : 快適な生活のために
genre : ライフ

お詫びとお願い


長い間ブログを休止していました事に続き,
一時「無料相談コーナー」は休止させていただきますことお詫び申し上げます。
たくさんの方から無料相談コーナーをご利用いただきありがとうございます。
現在の状況では、回答の返信には一カ月~二ヶ月以上かかっております。
まだ回答メールが届いていない方には大変申し訳ありませんが・・・
受付の順番に回答いたしておりますので
もう暫くお待ちいただきますようお願い申し上げます。


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省エネルギーを考えるなら~小さな家へ

弊社は、高性能住宅に携わってから25年以上経過しております。

その当時に建てられたお客様住宅の平均Q値は1.9W/㎡k位で、次世代省エネ基準でいうところ2地域対応くらいでした。
住宅の暖かさ・住宅内の温度差のない環境や結露の起きない環境に大変喜んでいただきました。
そんなお客様の所に、先日訪問させていただいた時のお話です。

現在では、お子様達も成人されて家を離れられ、お客様ご自信も定年となった今、住宅の快適な温熱環境を維持する費用に悩まれています。
それは、住宅の規模が大きいために、幾らQ値が1.9W/㎡kでも暖房費がかかるということ!
使わない部屋が多くなり、夫婦二人で使う空間が限られてるために、こんなに大きな家はムダだったと・・・。
50坪もある住宅、当時はお子さんも入れて5人家族。いまでは、50坪に二人で住んでいます。
使っている部屋よりも常時使わない部屋の方が多くあることから、暖房費のムダを感じますが・・・
これまで暮らしてきた住環境を失いたくないけど、ランニングコストを減らしたいと思うことは至極当たり前のことです。

そこから下記のような相談を受けます。
「使わない部屋の暖房(パネルヒーター)をとめてもいいかな?」
「暖房を止めたら不具合(結露や今までの快適環境が損なわれる)が起きる?」
といったことです。

上記の相談の回答は、下記のとおりです。

局所暖房にすると、今まで以上に一定の温度になるまで寒さを感じますし、熱損失の大きな部位で暖房機を止めると結露を発生させるおそれもあります。
断熱気密化された住宅内で熱の動き(エネルギーは高い方から低い方へ流れます)が今まで以上に遅くなり温度差が発生する状態になりますが、結局暖房に掛かる費用は変わらない結果となるでしょう。
住む人が減ったことで、人体からの発熱量も減ること・家電稼働率も下がり家電からもらえる熱も少なくなることなど・・・。
加えて、年齢が増したことで体の発熱量も減り暖房負荷も多少増える傾向にあります。
つまり、住宅購入時の家族構成や年齢などから考えると現在の生活に必要な熱は、増えているといっても過言ではありません。
暖房を局所にしたりすると、今までの住環境を保つことは困難となることの説明から、断熱改修など検討されますが・・・その工事の費用は大きく掛かるでしょう。
dc0121600.jpg
だからこそ
住宅を、もっと小さく!
将来的にも(年金生活になった時でも)快適な住環境を維持できるランニングコストで、
その時々のライフスタイルに合わせられる可変性をもった小さな家!
ココに答えがあると最近強く感じます。

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プロフィール

ふるかわしげひろ

Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
 賛助会員

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