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基礎断熱、床ガラリについて

最近多く寄せられる床ガラリに対する質問の回答をブログでさせていただきますので、よろしくお願い致します。
またこちらの判断で、以前に質問回答させていただいたものを抜粋して記事にさせていただきますが・・・ご了承いただきますようお願い申し上げます。

「Q」、
床下暖房でない場合でも、床にガラリは設置するべきでしょうか?

「A」、
床ガラリの設置は構造、工法によって設置するべきか判断が分かれる問題です。
また、竣工時期によっても同じ地域で建てられた高断熱・高気密住宅であっても床下に結露、カビが発生している現場も実例としてありますので一概にこうしなければならない回答がないのが現状です。
構造、工法の違いでも床下の環境は大分異なったものになります。

例えば、所長の実験棟は在来軸組構法で外断熱(外内断熱のダブル断熱)工法のため壁の中が70mm程空間があります。
基礎は基礎断熱土間床工法です。
床組の方法は一般的な根太床組なため土台から壁の中に隙間があり、床下空間の繋がっている環境になっています。
また、さらに床ガラリも数か所設けています。
また基礎断熱ですが従来の布基礎の場合に設置する換気ガラリの位置に気密・断熱型の開閉式の換気口も夏対策のために設けています。

床下には換気(排気口)がありませんが南面、西面に日射が当たり、外側の通気層の空気の移動も同じですが室内側の70mmの壁空間の空気も暖められて軽くなり上昇することと、第三種換気装置の効果で少しづつ排気口に誘引させることで比較的に床下空間は床上空間に近い環境になっています。

ただ、やはり床下には暖房器がないために、20℃前後の空気が床下に伝わっても、床上の空間と完全に同じくなりません。
しかし、床下温度を上げることは露天温度を上げることなので結露防止にはかなり役に立ちます。


一方、外断熱でない内断熱の場合は壁の中には繊維系断熱材が充填されており、尚且つ気密シートがあるので壁に中の通気は期待できません。
また、在来軸組構法であっても最近はツーバイ工法のように「プラットフォーム」で施工されることが多いため、壁と根太の間に隙間が生じないため、先の所長宅のような床下から壁から室内から排気口に繋がるシステムは期待できません。

そのため、このような場合の対策としては、床下空間を室内に取り込むという基礎断熱の考え方に基づき、床下空間を暖房・換気することによって室内と同じ環境に近づけることがポイントになります。

特に冬期施工の住宅は、基礎コンクリートを早い段階から暖めるとともに床下通気による換気・乾燥を促すことがポイントになります。

基礎コンクリートを暖めるためには床下に放熱器を設置してを積極的に暖房するのが一つの方法です。

また、温水パネル暖房であれば温水配管を裸のまま布基礎外周に沿って1周回て配管材を通して放熱させるとか、床下に数か所パネルヒーターを設ける。
電気蓄熱暖房であれば1階床面を開けて土間に落とし込んで設置するといった工夫をしている例もあります。
いずれにしても、床下空間を室内と同じくすれば、結露もカビも発生しないのですから、できるだけガラリを設ける方法が理にかなっております。
換気量は0.5回/時床下の換気については、適切な間仕切り基礎の配置や人通口の確保を行った上で、機械換気の排気ダクトを下ろし空気がきれいに流れるように人通口を確保するとともに、土台廻りの断熱・気密をしっかりやっておくことを前提として、室内同様0.5回/時の換気量を取ることが必要です。

この時に在来軸組構法の根太工法の場合には床ガラリをいくつもあちこちに付けていると、ショートサーキットを起こして排気ダクト近くの床ガラリのまわりしか換気されないため、あえて床ガラリは付ける必要はありません。
床下へは床廻りの隙間から室内の空気が入るので心配はないです。
ただ、プラットフォームの床など床廻りの気密性が高い場合には、排気ダクトの対角線上に床ガラリを付けることが必要です。
床下の気積にもよりますが、実際には30m3/h前後の換気量(排気量)があれば大丈夫です。
床下に換気の排気ダクトを入れると、冬期に室内の暖かい空気が床下に流入して結露を起こすのではないかという意見もありますが、床下暖房でなくても全室暖房を行っている住宅であれば、悪くても室温22度の時に基礎断熱した床下空間の温度は17度前後に保たれている測定データもあり、結露環境にはなりません。(所長宅の今日現在の床面の表面温度が22℃時に土間面は19℃になっています。)

床下の温度を上げる方法には床下に暖房器を新たに設置して床下の温度を上げるか、床下にガラリを設けて室内に暖かい空気を取り込むこ簡易の方法を選択するかです。
ただ、床下に直接熱源がある場合と違って、多少温度差できるのはご承知の通りです。
特にエアコンの温風暖房であれば現在よりさらに高い温度設定にしなければ暖かいと感じないかもしれません。
床下に暖房器を置くことはかなりの費用がかかりますので、一度床ガラリを設けて試してみる価値はあると思います。

※参考:土間床にして密閉空間の場合の心配は冬ではなく夏です。
夏は地温によって土間が冷却されます。
一般的に地温は一年中15℃前後になっていることで知られています。ちょうど地下室の温室度と同じ環境になります。
地下室はよく結露の被害が多いのですが木造住宅の場合には結露の被害が現れないのは建物が地上にあるため、開口部も多くあり、夏の換気がスムーズに行われているからです。
しかし、最近のプラットフォームのような床構成の場合には窓もなく、気密性が高いことから、室内と遮断した空間になるため、むしろ、15℃の地温に影響されて夏の結露の危険性が高まります。
一般の住宅の場合にはよほどの悪条件がないと上記の状態でも結露はしませんが土間床は少なくとも外周基礎から120cm室内側に断熱しないと基礎周辺部は外気温の影響を受けて冬は結露が発生する危険があります。
夏冬の両方の結露防止を考えるのであれば、土間床は前面に断熱しておく方が安全と弊社では考えております。

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Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
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