スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

結露の実態

今回の記事は、少し怖い壁体内の結露についてです。
これは以前、断熱改修する際に仕上げボードを剥がした時の写真です。
築30年前後の在来軸組み構法の住宅で、モルタル外壁(通気層なし)・GW断熱・FFヒーター局所暖房・局所換気(台所・浴室のみ)
勿論、防湿気密層はありません。
この住宅では、全方位で結露の痕跡がありましたが・・・特にひどいのは、北面(洗面所・浴室)で、柱の半分が腐っている状態でした。

壁表面に現れる結露とは違い、壁体内の結露は仕上げボードを剥がすまで気が付かないケースがほとんどだと思います。
結露が原因で住宅が倒壊するなんて考えられない話かもしれませんが、このような状態を目の当たりにすると、その話も信用できると感じます。

結露の原因についてですが、
住まい手の暮らし方もありますが・・・おおまかに列記すると
①防湿気密層がない
(透湿抵抗の低い繊維系GW断熱材を使用しているが防湿気密シート等を使っていないため、室内の湿気が容易に断熱層へ入り露点温度に達して結露引き起こしていると考えられます。)
②外壁側に通気層がない
(①で壁体内に入った湿気を容易に外部に放出させる通気層が確保されていないために、湿気は壁体内にとどまり結露にいたったと考えられます。)
③換気不足
(室内に蔓延した湿気を換気により排出できていないため、高い方から低い方に流れるエネルギーの原理のもとに壁体内に湿気が移動したと考えられます。)
④暖房不足
(局所暖房により暖房のない部屋では室温が下がり露点温度に達して壁体内で結露がおこったと考えられます。)
といったことが、考えられます。
しかし、
この住宅が竣工した時期を考えると現状の仕様がもっともポピュラーなものだったはず。。。。

昨今では、Q値・q値や第一次エネルギーでの住宅性能のミエルカが行われていますが、
実際の現場に反映されているか?その実測値は提示されているか?
を知る必要があります。
また、Q値や第一次エネルギーの住宅性能だけでは現れてこない部分(通気層の確保や防露計算など)も確認する必要があるのです。

30年前に比べて住宅の性能は格段に進歩していますが、
Q値や第一次エネルギー住宅性能だけを見て住宅を判断するのはとても危険なことです!
住宅も人も健康的に暮らすためには、それらの数値の裏に隠されている性能にも目を向ける必要があるというお話しでした。

その他のエコ住宅に関する情報はこちら↓
お役に立ちましたらクリックお願いします♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↓          ↓ 
にほんブログ村 住まいブログ エコ住宅へ人気ブログランキングへ

theme : 快適な生活のために
genre : ライフ

comment

Secret

プロフィール

ふるかわしげひろ

Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
 賛助会員

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
リンク
ランキングに参加中
にほんブログ村 住まいブログ エコ住宅へ

人気ブログランキングへ
RSSリンクの表示
建もの省エネx健康マップ
省エネ健康マップ_バナー_小.jpg
住まい環境プランニング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。