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天井裏の結露

天井裏の結露


天井裏や床下など普段は気にせずに生活をしています。
結露は、目に見えるところだけで、起こっているものでは無いのです。

天井裏の結露の事例です。

dc073129.jpg
左の写真は、ある設計士さんが構造の検査で訪れた住宅であまりの結露に驚いて、お客様に話して調査を依頼されました。

この住宅は天井に断熱材が敷いてありました。(一般の住宅です)
写真でも見て分かるとおり、相当な結露の量だったと想像できました。
(お邪魔した時は、結露は起きていませんでした。)
母屋から屋根板から小屋束から断熱材まで、結露のシミが凄かったです。

この住宅は在来工法で、気流止め等はありません。
ですので、床下の空気を間仕切壁・壁の隙間をストローのように天井裏まで吸い上げてきます。
※気流止め・・・・連続する床・壁・天井の下地の空間を遮断する部材又は施工

そこで、問題になるのは天井裏の換気量です。

間仕切り壁等から吸い上げた空気の中に湿気が入っています。
また一般の住宅ですので、天井面に防湿気密シートなども貼っていません。
ですので、住宅内部の湿気も天井裏に入ってきます。

その湿気をはきだす換気口が必要容量分付いていないと、湿気は住宅内に閉じこもります。
不幸中の幸いな事に、「一般の住宅」でしたので、結露水を天井や壁の隙間から上がった風や暖気で乾かしてくれていた事により、雨漏りのようにならずに済んでいました。

dc073131.jpgちなみに、左の写真がこの住宅の屋根裏の状態数値です。(春先でした)
解決策
①床下の環境を見てみること→床下が砂敷きの場合(コンクリートでは無い)防湿シートの確認をして、余計な土中の湿気を住宅内に入れない様にすること。
②1階の床下より壁内部を通り天井裏に来ている湿気を押さえ込む→1階の壁と床との取り合い全てに気流止めを設ける。
③2階天井裏に換気口を設けて通風を良くし湿気を外に排出する→棟換気や軒先の換気を通風の良くなるように設置する。

以上の事柄をすると天井裏の状態は改善します。

ZjAwNjA1NjlfMjMxMDI4OJrM.jpg上の住宅はたまたま在来工法でしたが、
2x4工法でも同じ現象はあり、調査の以来も受けています。

左の写真が、2x4工法の例です。
原因は天井裏の換気の不足です。
2x4工法の場合、在来工法とは違い気流止めは建て方当初から付いています。(これは、工法の違いです)
2x4工法の場合桁周りで垂木の転び止めと言う木材がありますので、十分注意して施工しないと軒先の換気は、機能しない物となります。
ですので、切妻屋根の場合は、妻側にも換気を設けるなどの措置が必要です。
また、寄棟屋根の場合は、棟換気を付けられるだけ付けて置くことが結露を防ぐベターな方法です。

一般の住宅の場合は、自然に乾いたり・湿ったりで何とか解消はされる場合もありますが・・・・
高断熱中気密住宅の場合は、湿っていく一方で、自然に乾燥するなどと言う事は起きにくい状況です。
また、高断熱高気密住宅でも換気を無視すると、とても危険な住宅になります。

結露を極力起こさない環境を作るには、気密・断熱・換気・冷暖房4つ全ての性能が大事です。


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ふるかわしげひろ

Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
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