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現場での気密施工の意識アンケート

これは、繊維系充填断熱で気密住宅と謳っているハウスメーカー~地元工務店に気密測定した時に気密施工について現場の方々から伺ったアンケートです。。

そのアンケート結果の一部を公開します。
【質問】防湿気密シートの先張り施工がされていないようですけど、どうしてですか?
A1:先張りは知っているけど、そこまで指示されていない
A2:先張りしたら建て方が進まなくて予算オーバーになってしまうから
A3:外に合板貼るからいらないでしょ
A4:先張りって効果あるの?
【弊社回答】
繊維系の充填断熱の場合、防湿気密シートの先張りは湿気を断熱層へ極力入れないようにするために必要です。先張りなしの建物では気密性能1cmをきることが相当難しくなります。

【質問】どうして1階の天井までしか壁の防湿気密シートが貼っていないの?胴差しまでシート貼っていないですね。
A1:天井がここだからこれでいいんじゃないの?
【弊社回答】
1Fの天井裏は内部です。その部分に外周壁の防湿気密シートがないと、気密は確保されません。また、天井裏に通じた湿気がその外周壁の防湿気密シートなしのぶぶんから壁体内に侵入します。これでは、穴の開いたダウンジャケットやカッパを着ているようなものです。

【質問】なぜ気密シートの連結部分に気密テープを使わないのですか?
A1:支給されないから
A2:気密テープ貼っている暇がない
【弊社回答】
防湿気密シートは歪みやすいもので隙間のない連結は困難です。仕上げに石膏ボードを貼る部分であればシートは木下地と石膏ボードに挟み込まれるので心配は少ないのですが、
天井裏などは石膏ボードが貼られていないのが一般的です。そこの部分からシート連結部の隙間で気密漏れや防湿不備になります。

【質問】:なぜ外周壁の電気コンセントには気密コンセントボックスを使用しないのですか?
A1:気密住宅だと聞いていない
A2:見積りに入っていない
A3:必要なの?
【弊社回答】
コンセントボックスに限らず、防湿気密層を破くような場所がある場合、そこが気密漏れや防湿のきれ目の原因になります。
このような場所には、予め室内から断熱層へ空気や湿気が通じないための部材が必要になります。

【質問】なぜサッシと防湿気密層は連結されていないのですか?
A1:窓枠を設置する時に、このビニールがあるとノリが付かなくなる。
A2:連結しなくても窓周りには木があるから気密漏れなんてないでしょう。
【弊社回答】
キッチリ隙間無く納まっているように見えるサッシでも木材とのつなぎ目には隙間があります。
気密測定をしてみると、その部分からの気密漏れが多いです。
確実に気密シートとサッシを連結する事が重要です。
また、内側の窓枠設置には予め防湿気密シートが入ることを想定して窓台やマグサの防湿気密シート直上に窓枠を受ける木材を入れ、それに窓枠をノリ付けするといった方法もあります。こうする事によって、防湿気密シートは木材に挟まれる事でヨリ強化になります。

【質問】なぜ断熱層(外周壁)の中に洗濯の水道配管を入れるのですか?
A1:そういう指示だったから
A2:壁の断熱材が薄くなる部分が、蛇口までチョッとだから問題ないと思って。
【弊社回答】
壁100㎜の断熱層へ20㎜の配管を通すことは断熱材の厚さが80㎜になります。
それよりも怖いことは、気密層を破っての蛇口部分の取り付けは、蛇口取り付け部分が金属(熱伝導率のたかいもの)で、直に断熱層へ入れることで熱橋になる事です。この熱橋による結露の恐れがあります。
このような場合、
断熱層・気密層の内側に配管スペースを設けて洗濯配管蛇口を取り付ける。またはスペースがない場合は、気密コンセントボックスような部材を使うことをお勧めします。

【質問】いつも大工さんが気密施工をされているのですか?
A1:そうです。
【質問】:気密施工に自信はありますか?
A1:そう言われると困る。
【質問】:気密工事に関して工事前に施工の確認や打ち合わせがありましたか?
A1:ないです。
A2:図面どおりといわれた。
【質問】気密施工費は貰っていますか?
A1:大工工賃に含むと言われた。
A2:気密施工費という名目では支払いしていない。大工工賃に含んでいる。
【質問】いつも気密測定はしていますか?
A1:いつもはしていない。
A2:施主から要望がない限りしない。
などなどでした。

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アンケートの結果、上記のように現場では様々な状況下で施工を行っているようですが、
従来のように現場の打ち合わせや指導もなく、本来の気密施工職ではない大工さんに「建て方や断熱施工が完了したら気密工事をお願い」では、防湿気密施工漏れのリスクが高いのです。
また気密は、気密施工職のみで高精度に仕上げられるものではなく、大工工事・電気工事・水道工事などなど様々な職種に関わってきます。様々な施工職の協力がないと高精度な気密は確保され難いのです。
つまり工事に関係する皆様の気密住宅を施工しているという共通の意識が重要です!

気密住宅の施工には、
住宅の設計時(計画時)~建て方~気密施工~完成~住まい方~住んだ後の環境まで計画と打ち合わせが必要となってきます。
(計画・設計時には、気密性向上のため建て方材の変更や構方の変更もありえます。)
住環境に詳しい方や経験を積んだ気密施工者が住宅に関わる全ての施工者に指導を行うことが望ましいのです。

一昔前の住宅に使われた断熱材は住宅の付属品という考え方がありましたが、これは結露や不快な住環境へ直結します。
弊社にご相談される新築住宅でのお客様の住環境トラブル(結露・温環境など)では、
施工者がわざと施工しなかったのではなく、こういった事前の打ち合わせや施工者の住環境(断熱・気密・換気・暖房)の勉強不足に問題が多く見られます。
弊社では、このようなトラブルの種を減らす作業も行っております。

上記アンケートの回答のような多くの現場では・・・・・残念な施工体制といわざる終えません。気密や住環境ついての不安・施工指導・計画時のチェックなどお気軽に弊社にご相談下さい。20数年の気密施工の実績を持つプロ集団が高気密住宅や住環境のお手伝いをいたします。

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ふるかわしげひろ

Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
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