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間違われた床下環境??

最近の在来工法では、根太レス合板を使用している床組み現場が多くなってきました。
床の根太組みと違い、土台部分に根太レス合板が架かるので気流止めの作用もあり大変便利ではありますが・・・
基礎断熱で根太レス合板を使用されている場合の床下の環境は、どうなっていますか?

床下空間と居住空間を仕切って、違う住環境になっていませんか?
基礎断熱の床下は、熱的に見ると居住空間と同じ環境が望ましいのです。

なぜなら・・・・
以前に結露調査改善した例で説明します。
完成引渡し初年度の冬に起こったものです。
在来工法の外張り断熱で、根太レス合板を使用した住宅でした。
この住宅の建築期間はかなりスピード化されていまして・・・・
基礎着工から完成引渡しまで、2ヶ月半という期間だったそうです。
排水口付近からカビの臭いがしてくるので、おかしいということになり調査以来がありました。

床下点検口からもカビの臭いがし、点検口をあけると
床下内部では、コンクリートの色が黒ずんだグレーでぬれている様子が分かりました。
大引きや合板には、カビが生えいます。
床下は、居住空間と比べて極端に温度が低く、湿気もこもっている状態でした。
床上では、感じる事のなかったものが床下では起こっていたのです。

ひととおりの調査を終えての結果ですが、
このお宅では、居住空間と床下空間の環境はかなり違うものになっていました。
断熱気密区画が基礎でとられている(居住空間も同等の区画が必要)のに対して必要な暖房・換気は床下空間の熱的居住空間を、
無視したつくりになっている事が原因と考えられました。
※ちなみに、基礎断熱・屋根断熱のお宅では、床下も天井裏も居住空間(室内と同じ)環境が求められます。
それに対し床断熱・天井断熱のお宅では、床下・天井裏は外空間(外部に近い)環境が求められます


結露カビ発生原因を推測すると、
●工事期間中に基礎コンクリートの水分がある程度抜けていないうちに、断熱層・気密層が出来上がり塞がれたのではないか?
●基礎断熱のために基礎換気口は付いておらず、床組みも根太レス合板使用のため気流止めとなり、
床下ではコンクリートからの放出水分が、どこにも排出できない状況だったのではないか?

閉鎖された床下での温湿度の関係から、露点温度に達して結露を発生させ排出しきれない湿度は木材等が吸い込んだ状況といったようなことが考えられました。

改善点は、
①床・根太レス合板に開口(ガラリ)を設け床下の温度を居住空間の温度と近くすること
②床下にセントラル換気の排気グリルを設けて、床下の湿気を排出させること
上記の2点を、カビ除去後に行い、
今では問題のない環境になっています。

この調査結果から、
基礎断熱の根太レス合板を使用する場合(2x4工法も同等)には、
熱的に床下環境は床上環境に近い形にする事が大切です。
断熱・気密区画内はだいたい似た室内環境で、区画外は外に近い環境にする事がベターなのです。

今回、紹介した事例は酷い例ですが・・・
基礎断熱で根太レス合板使用の場合、改善案ような床下空間への対策を行わないと、このような結露が起こっても不思議ではない問題なのです。


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ふるかわしげひろ

Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
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