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「良い住環境の家を建てるには・・・続き」

「良い住環境の家を建てるには・・・続き」


前回の投稿の記事では
その図面には新しい断熱工法の詳細な記載がなかったのです。
(記載されていたのは充填断熱+付加断熱だけで断熱材の種類・施工の仕方の記載はないのです。)・・・でした。
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その現場にあった図面とは・・・・なんと一般住宅仕様の図面なのです。

かろうじて断熱・気密の仕様は、仕様書に記載されているだけで、
断熱を有効に効かせるための気密施工の仕様や断熱欠損になりやすい部位の断面詳細図などは一切ないのです。
ちなみに現場では、下記のような断面詳細図が必要とされます!
conv000002.jpg
※上写真の図面は、この分野を専門としている一級建築士さんの書いたこの工法の詳細図です。(ご参考までに・・・)
※写真ぼやけている為、クリック拡大してご覧下さい!!

現場にあった図面ですが、別な言い方をすれば・・・
断熱材・気密材の指定はしているものの、その住宅の壁・屋根の大まかな断面図がない上に
壁や屋根の納まりが混在している接合部分に関しても、当然、納まり断面図がないために経験による想像で施工しなければならない不完全な図面だったのです。

そこで、これでは防湿気密シートの納め方がわからないのでは?と思い、
「何か施工マニュアルを見て施工されているのですか??」と質問してみました。

すると、
工務店社長さんは「あ~なんか参考図とか言って設計屋がよこしたな!見てないけど~」
私「その参考図を見せていただけないですか?」と

工務店社長さんから了解を貰い、そこに置いてあった、参考図を見ると・・・なんと!
最初に設計士さんと打合せした時にお渡しした弊社の図面2x4用の参考図面だったのです。
この現場は在来軸組構法の内断熱工法の参考図ですから、参考図は全く構造、工法が異なる形状なので納まりも当然違ったものになります。

驚いたことには、
この住宅に合わせた納まり詳細図を設計士さんは作成しないで、弊社の構造も工法も違う気密・断熱の参考図を流用していたのでした。

「このような状態の中で、この工法を初めて施工されることには不安はありませんか?」と工務店社長に訊ねてみました。
「特にないな~」の工務店の社長さん
「それでは、この図面では断熱層と気密層の境界が記載されていませんがわかりますか?」と私が質問すると、
工務店社長は、
「うーん。難しい事はわかんねぇけども、いつもどおりに建てれば問題ねぇーべ」と言う回答です。

現場を見回しながらお話しを伺っていると現場は・・・
 防湿気密シートの先張り施工がない状態で、熱的に内外境界線が入り乱れている様子。。。

私、たまらずに
「こんな事を言うと失礼かもしれませんが、従来の建て方では相当隙間面積は次世代省エネ基準の義務化の2.0c㎡/㎡は確保できないと思います。
相当隙間面積C値の気密性能を上げるためには、いつもの建て方以上の努力が必要となってきます。参考図面はそのような内容になっています。」

「設計士さんが要望している設計図面仕様書では次世代省エネルギー基準をみたす仕様になっているようなので相当隙間面積2c㎡/㎡以下が必要です。」


工務店社長さんは、「そもそも次世代省エネルギー基準ってなんだ?そんなもの設計屋は言ってなかったぞ!
それに、今更そんな事を言われても住宅建築契約時にそんな約束はしていない。
そんな事は、施工する前に言って貰わないとこちらでも困るだろう」と少し興奮状態です。

工務店の社長の怒りは・・・当然のことです。
設計図面があり、仕様書があっても・・・設計の意図、仕様、新工法の説明が一切ないのですから・・・・

「弊社では、この住宅については何方とも契約はしていません。設計士さんから電話をいただいので駆けつけました。」

「こんな事を言う立場にはないと思いますが、わからないまま、住宅を施工することは大変危険ですので、
設計士さんに充分な説明をしていただいてからの施工の方が良いと思います。」
と説明し、帰路につきました。
(そもそも、技術指導のまえに今回どういった住宅を建てるということが設計士さんと工務店さんで違っている様子、これらが解決しないとお客さんの思い描いている住宅はできないのでは?と判断しました。)


今回、この現場で起こっていることをまとめてみると
●一級建築士さんも工務店さんも、新しい工法を理解せずに工事を行っている事。
●上記の工法を理解されていない両者がお互い任せきりにしている事。
が問題となっているようです。
設計前に弊社に打ち合わせに来ていただいたように、着工前にでも、もっと私たちを有効的にご利用いただければ、断熱気密性の重要度・気密施工指導などの問題が解決できたのでは??と残念に思いました。

住宅購入に関して、設計士や工務店選びは難しいですが、
住宅の建築をお考えの際は、十分すぎるほどに打合せを行い設計士、工務店を契約前に判断(自分・第三者に依頼)することがとても大事なことだと思います。



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Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
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