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「Q1住宅を目指す!?宮城の家」第6-3回目(壁断熱)

「Q1住宅を目指す!?宮城の家」第6-3回目(壁断熱)


この投稿記事はこのブログを通じて Q1(キューワン)住宅を目標とするAさんからのご相談で設計から建設、そして完成までの流れをレポートするものです。

この「宮城の家」は、今日現在はようやく設計図面が完成し、数社の施工業者に見積り依頼する段階です。
(その設計図が完成するまでの様子をシリーズとして投稿いたしたいと思います。勿論、着工すれば、その工程も完成まで動画を入れながらレポートする予定でおりますのでエコ住宅を計画される方は是非参考にしていただきたいと思います。)

「 設計変更(住環境編)」

今回は、壁の断熱についてです。

変更前の図面では、壁の断熱はグラスウール16kg90㎜の手詰めによる熱貫流率0.497W/㎡Kの充填断熱の計画でした。

今度は屋根の変更に続いて壁も自然素材系のエコプロファイバーの吹込みによる充填断熱に変更です。
この時の付加断熱はウレタンボード50㎜を外張りするように変更を提案です。
この時の壁の熱貫流率0.32W/㎡Kでグラスウール充填断熱より断熱性能がUPです。

変更した理由は、ただ単に断熱性能がUPするからではありません。
断熱性能UPだけを考慮するのであれば・・・グラスウールも同じ断熱材を付加するだけで断熱性能は同じくなります。
実は、変更する理由は・・・以下のようなことも加味して変更に至ったのです。

グラスウールもエコプロファイバーも同じ繊維系断熱材ですが
エコプロファイバーは、スギ特有の忌避作用効果があり、ネズミや害虫を寄せ付けない特徴があります。
その他にも、殺菌の発生を抑制する効果もあります。
また撥水効果があり、極めて吸水性も低くカビ発生防止に有効的で調湿効果もありオーガニックな断熱材として注目されています。
耐火性に関しても公的に難燃3級に合格している断熱材になっています。
防火性能の実験している様子はこちらをクリック→エコプロファイバーの燃焼実験

などがありますが・・・・変更した最大の理由は何よりも腐朽によって土に還るため、廃棄処分もリサイクルも容易で地球にも人間にも負荷が少ない断熱材だからです。
一時期、自然系断熱材といえば羊毛、炭化発泡コルク、セルロースウール、ココヤシ繊維などがありますが輸入品のためコストが高いことでコスト的に使いづらい断熱材でした。
一方、自然素材で国産品の断熱材といえば・・・このエコプロファイバーですがオーガニックな住宅を好む方にはコストも高くなく使いやすい断熱になっているのでお勧めです。

また施工方法でも、手詰め作業と機械吹込み作業とに断熱性能を十分発揮させるためには違いが出てきます。
エコプロファイバー
エコプロファイバーは左の写真のような施工方法で、機械で吹込み充填はされていきます。
施工にはこのようにメッシュシートを使うのですが、そのお陰で空気と一緒に送り込んだ断熱材の空気は抜けやすく、充填施工精度が一段と良くなり断熱欠損箇所がほぼ出ません。
(手詰め充填の場合は、熟練の施工者でも三角形部分や屋根垂木と天井下地の取り合い他様々な充填しづらい箇所がありどうしても不安なものです。)

そのため、設計時の算定Q値との誤差が出づらい施工となっていますので断熱性能の品質の確保の面でとても安心です。

これらの二つの理由から、同じ繊維系断熱材でもエコプロファイバーに変更です。

付加断熱に関しては、
2x4構法という壁の厚さが90mm程度と薄い場合、充填断熱で密度の高いものを使用しても、壁の熱貫流率は0.497W/㎡KとQ1レベルの住環境を考える上では、決して満足のいくものではないのです。
そこで、壁にもう少し断熱材を足して断熱性能を上げるという発想が出てくるのですが・・・
壁の外側に付加するのか?内側に壁を付加するか?のどちらかを選ぶ必要が出てきます。
勿論付加する寸法もです。
しかし、極力室内側の付加断熱は室内の面積が小さくなるので避けたいものです。・・・・・
一般的な付加断熱は外側に付加断熱をする例が多いのです。
外側に付加する場合でも、壁が極端に厚くならないように、極力薄い材料で断熱性が高いものを望まれます。
(これは、壁が厚くなることで、サッシが外へ押し出され窓枠が大きくなる事や柱から外壁材が遠くなる事で、外壁材が下がるなどの問題が懸念されてです。)
そうなると必然的に、薄くて熱伝導率の少ない(断熱性能の良い)発泡系断熱材への使用が多くなってきます。
ちなみに、硬質ウレタンボード50㎜の熱伝導率は0.021W/㎡Kで、グラスウールボード60㎜32kg~48kg品は、熱伝導率0.035~0.033W/㎡Kとなっています。
こういう理由から、発泡系の硬質ウレタン断熱材で付加断熱をしてQ1レベルの住環境まで性能を上げて、
冷暖房費のランニングコストを下げることで、Aさんが希望する住宅の仕様変更になったのです。


さらに、できればプラスとして、壁の熱貫流率が上がったことから、開口部のU値も極力上げる事をお勧めします!
窓の熱還流率は壁の熱貫流率に対し樹脂サッシのLow-eガラスでも1/4相当の性能しかないのです。
その結果、内外の温度差が大きいときなどは、その弱い開口部からの熱ロスや影響が大きくなります。
また寒い時期になると開口部周りからのコールドドラフトなどの現象がみられ、開口部付近は、他の場所に比べて不快な場所となりやすいのです。
予算が、許せる範囲で木製サッシのトリプルガラスなどに変更するとこのような問題は解消されていきます。

極力、壁と開口部の熱貫流率の差をつけないことが、不快な場所を減らす鍵となるのでしょう。


クリックしてもらうと元気がでます♪
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ふるかわしげひろ

Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
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