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「Q1住宅を目指す!?宮城の家」第6-2回目(屋根断熱)

「Q1住宅を目指す!?宮城の家」第6-2回目(屋根断熱)


この投稿記事はこのブログを通じて Q1(キューワン)住宅を目標とするAさんからのご相談で設計から建設、そして完成までの流れをレポートするものです。

この「宮城の家」は、今日現在はようやく設計図面が完成し、数社の施工業者に見積り依頼する段階です。
(その設計図が完成するまでの様子をシリーズとして投稿いたしたいと思います。勿論、着工すれば、その工程も完成まで動画を入れながらレポートする予定でおりますのでエコ住宅を計画される方は是非参考にしていただきたいと思います。)

「設計変更(住環境編)」

前回の続きになります。

前回の記事で、床は床断熱仕様から、スタイロフォーム50㎜B3種AT(防蟻)を外側にコンクリートと一体打ち込みの基礎断熱に変更し、
天井は天井断熱からエコプロファイバー235㎜90kg品を吹込み充填+(付加断熱)硬質ウレタン50㎜を屋根断熱に変更しました。

前回は床について変更の説明をいたしましたので今日は天井断熱から屋根断熱に変更した理由をレポートします。
天井断熱エコプロファイバー○○mmから屋根断熱のエコプロファイバー235㎜90kg品の充填+(付加断熱)硬質ウレタン50㎜に設計士さんに変更の依頼です。

熱損失係数Q値の性能を優先するのであれば天井断熱の方が屋根断熱よりも建物の気積(体積)が少なくなるため、換気による熱損失が少なくて済みます。
そのため、Q値が小さくなり性能が良いことになります。

しかし、天井で断熱・気密を図ろうとすると、断熱の仕方と気密処理に複雑で面倒な部分が存在します。
ZGMwMzI3MDEoj0OQrjEpKI9DkK4xKR_A.jpg 例えば

①ダウンライトなどのように天井に埋め込みの照明器具は専用のBOXを作り断熱・気密化を図る必要がある。
②セントラル換気のダクトのダクト及びが電気の配線が断熱材に埋設された状態になりメンテナンの作業が大変である。
③天井点検口は気密型点検口を使わなければならない。
などが、あげられます。

この問題は在来工法であれば天井と桁部分の間に
電気配線・ダクト配管・埋め込み器具などを施工する桁上断熱で断熱気密処理で行うと
断熱材とか気密シートに絡む部分が少なくなるので先の①②③の問題は簡単に解決することができます。

しかし、それでも天井断熱が100パーセントいいかというと疑問になる問題があるのです!

天井断熱の場合の天井裏の空間(熱的には、外部に近い扱い外気空間)です。
使われる材料のエコプロファイバーは、グラスウールと同じ繊維系断熱材です。
dc073126.jpg
そのため、繊維系の断熱材に空気(通風の為の風)が流れると・・・
天井に入れた繊維系断熱材の静止空気層が流動空気層となるため、はたして性能通りの断熱効果が発揮されているか疑問になります。

天井断熱の場合は少なくても断熱材の上を外気が動いている訳ですから、タイベックシートを張っていない繊維系断熱材の表面は間違いなく性能が落ちていると思われます。

その性能が落ちる分、断熱材を多く敷き込む(吹き込む)といいのですがが・・・その低下する分の断熱材を増さずに施工されることが一般的です。
現在主流の天井断熱施工方法では、タイベックシートなどの防風層がないことや天井裏の外気に接する断熱材の熱損失がハッキリしていない状態で、一般に使われている熱伝導率を参入しているという事で「絵にかいたQ値」となる心配があります。
(実際の住宅の方が良くなっていれば問題はありませんが・・・・)

しかし天井裏の繊維系断熱材の上にタイベックシートなどの防風層があれば、
風の浸入を防ぐので繊維系断熱材のQ値の計算にも信用性が出てきます。

一度そのことについて、公的セミナーで意見を伺った事がありますが明確な答えはありませんでした。
「それは、微々たるもんでしょうから・・・・」という感じでした。

天井断熱は、昔からあるポピュラーな方法で快適に過ごせる住宅もありますが、一方で上記のような問題もあります。
品質・快適性を確かなものとするためには、設定Q値と実際出来上がる住宅のQ値とで極力差の出ない設計が求められます。


そんな懸念される問題があるためAさん宅は屋根断熱に変更させていただきました。


次回は、壁の断熱気密の変更です。

一口メモ:繊維系断熱材と発泡系断熱材
断熱材には大きく分けて「繊維系」と「発泡材料系」があります。
「細かい繊維の間に空気を閉じ込める」繊維系断熱材と、
「独立した気泡の中に空気を閉じ込める」発泡プラスチック系断熱材の二つに大別できます。


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天井の吹き込み断熱

いつも興味深く拝見させていただいています。ただ今新築中の施主です。
広島のカオル建設というビルダーさんは断熱気密にとても熱心です。一度お伺いしたときに、天井吹き込み断熱について語っておられましたが、グラスウール・ロックウールでは仰せのように性能が出ないのですが、セルロースファイバーだと大丈夫だそうです。

http://www.kaoru-kensetu.co.jp/

Re: 天井の吹き込み断熱

ブログご購読ありがとうございます。
セルロースファイバーについて、
一般的に吹き込みの断熱材は厚さが増す量に応じて沈下いたします。
そのため●●mm沈下する量を予想し(断熱材の種類、密度により沈下する程度が違います。しかし施工する側ではどのくらい沈下するデーターを取っているので・・・少し割増に吹き込みます。)
しかし、沈下後の表面が防風層になる…理由は何故か?わかりませんが(おそらく沈下して密度が増し、・・・つまり静止空気層が小さくなり空気が動かないので・・・という意味かと思いますが・・・・・・?
その理由がご存じであればお教え下さい。(私の勉強不足の分野ですので…是非ご教授下さい。)
今後も、よろしくお願い致します。

セルロースファイバー

沈下する点はグラスウール・ロックウールでも同じかと思いますが?

私も結果だけしか存じません。カオル建設さんの事務所に白熱電球の下にGWやCFを置いて、その下の温度変化を見る実験モデルが置いてありました。

Re: セルロースファイバー

早速のコメントありがとうございます。
>沈下する点はグラスウール・ロックウールでも同じかと思いますが?

おっしゃるとおり、エコプロファイバー・セルロースファイバーはグラスウール・ロックウールと同じ繊維系断熱材(吹込み等でも)です。
そこで、ブログ記事にて天井断熱のQ値について、疑問に感じている点を書いた次第でした。
繊維系の断熱材に流動空気(通風の為の風)が流れると・・・
天井に入れた繊維系断熱材の熱的に外部と隣接する表面の静止空気層が流動空気層となるため、はたして性能通りの断熱効果が発揮されているか疑問なのでした。

さらに、熱的に外部と隣接する表面に防風層のない繊維系の天井断熱では、入れた断熱材の性能がフルに発揮されるかが疑問で、Q値の計算をする段階では実際に施工された(あるいは設計上の断熱材の厚さで)計算されることから
実際のQ値は、試算数値より下回る恐れがあり・・・冷暖房の負荷計算にも影響があるのでは?というお話でした。


>カオル建設さんの事務所に白熱電球の下にGWやCFを置いて、その下の温度変化を見る実験モデルが置いてありました。

この実験では表面に防風層がある・・というものではないと思われます。
この実験で一般の方にデモとして行っている理由はセルローズファイバーの方がグラスウール、ロックウールより(白熱灯から伝わる熱いい熱が弱いため、)断熱効果があるよ!という実験だと思います。
断熱材の種類だけで断熱性能が低い(悪い)というのは誤りです。
例えばセルローズファイバーの吹き込みには密度が25k、45k、55k品がありますがグラスウール吹き込みでも35k、45k品と公的に同等な熱伝導率として扱かわれています。
実験では吹き込み機械で入れた断熱材ではないと思います。
BOXなんかに手で詰め込んだ実験BOXを作っていると思われますので、種類が違うので密度も正確ではなく、どちらがいいのかの良し悪しを判断できるものではないと思います。


この回答について・・さらにご質問がございましたら。。。
回答が少し専門的で長くなりますので・・・無料相談コーナーからご質問をお願いいたします。

今後もよろしくお願いします。
プロフィール

ふるかわしげひろ

Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
 賛助会員

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