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気密性能と給気口のはなし

計画換気システムはすべての住宅に気密性能の善し悪しに関係なく設置されることが義務けされています。
しかし、一定水準の気密が最低でも1.0c㎡/㎡未満の気密性能がポイントとなります。
C値が2.0cm2/m2の気密性能では1Fの隙間から給気されて、2Fの隙間から排気されてしまう内外温度差換気による漏気現象が起きてしまうのです。
気密性能が2c㎡/㎡の建物の場合、圧力の関係から2Fの給気口が排気口に変わるという図です。
(これは、ジュースを飲む時ストローに無数の穴が開いた状態で、いくら吸っても口にジュースが届かないことに似ています。)
せっかく第三種換気で排気と給気を行おうと思っているのですが、部屋の排気と給気との間にストローで言うところの穴が無数に存在します。
その穴から空気が部屋に入ってきて、ゆっくりと流れている部屋の対流を乱し計画した換気の機能はたせないということです。

換気計画の通り2Fにも新鮮空気の導入を考えると下図の気密性能1c㎡/㎡以下の確保が求められます
換気の計画が保てば衛生的で暖冷房の換気損失も最小限にできます。
そのためには「空気量を適正に計量できる換気装置が必要」で、施工後には換気流量測定や調整が必要なのです。
しかし、設置する家に自然換気が起きる隙間があっては風の圧力で隙間から自然換気が発生し換気の計量が崩れれてしまいます。

換気を計画通りに行うためには、
換気設備機器の選定の他に「風の影響や温度差で自然換気が加わらない水準まで・建物の気密化を図る」という事が基本なのです。

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同時給排レンジフードを熱カメラで

昨年、富士工業さん(http://www.fjic.co.jp/rk/about.html)から気密住宅用の換気扇が発売されました。
それは、給排気共に壁に穴を開けずにクリーンな排気を室内に出し給気も室内から取り込むという活気的なレンジフードファンです。
弊社では、未施工のため詳細までは分かりませんが・・・
この商品だと、レンジフードを稼動させた時の極端な負圧を緩和し、給排気口から侵入する外気を抑えられるものということで、注目しています。

そこで今回の記事は、同時給排型レンジフードOFF時を熱カメラで撮影。
どの位、外気温の影響を受けているのかを検証したいと思います。
(給気側150φ保温ダクト使用/外気側まで距離1m/給気導入口は外壁通気層)
dc112311A_20130108073352.jpg
上の写真は、昨年の11月中旬の外気温2℃前後の早朝に撮影したものです。
一般的な同時給排型の換気扇では、このような温度状態になります。
というのも、排気のスイッチに連動して給気のシャッターが開く仕組みになっていますが・・・
このシャッターの密閉性はそれほど高くありません。
参考ブログ記事(http://dannetu35.blog90.fc2.com/blog-entry-229.html)をご覧になるとわかるように、シャッターと配管には隙間が存在します。
24時間第三種換気を行っている住宅では負圧になるため、同時給排レンジOFF時でも給気側のこの隙間から外気を住宅内に取り込んでしまい、このような熱カメラの画像でレンジフードが温度低下している様子がわかります。

このような状態を改善するためにも、今回冒頭でご紹介したような室内循環フードが増え「住宅内の熱も外に捨てるという無駄」を除いた、省エネルギーで快適な住まいが増えることを願っております。


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第3種セントラル換気と省エネ住環境のバランス

「断熱・気密は建物の熱をコントロールしやすくするもの」
「換気・冷暖房は設備で熱のコントロールをしやすくするもの」
ということがよく言われます。

断熱・気密性能が高い住宅では、隙間風が少なく内外の熱の漏気も少ないために、住宅内での熱のコントロールがしやすくなります。
一般的に、熱のコントロールというと冷暖房を思い浮かべます。
たしかに住宅内を快適な温度に保つのは、冷暖房という機器が必要ですが、必ずしもそうだとは言い切れません。
左の熱カメラ映像を見ると、第3種セントラル換気の排気口からたくさんの住宅内の暖かい熱が放出されていることがわかります。
この放出されている熱も換気のコントロールに関わります。
他に換気のコントロールでは、湿度の微調整や臭いの排出・有害物質の排出など、快適な住環境にするためにはとても必要です。

換気で快適な温度のコントロールはどうすればいいの?と考えると
冷暖房設備機器は、細かい温度設定がありコントローラーで快適温度へと操作できるのですが換気設備で特に局所換気扇は冷暖房設備機器のように換気量をコントロールできない短所があります。
一方、セントラル換気扇の場合は各居室の排気グリルの排気量を調整できるので弊社ではこの各グリルの排気量を測定調整しお客様に引き渡しすることをお勧めしております。
また、セントラル換気本体のモーターのパワーを数段階で切り替えできるタイプもあるので、この2段階の調整によって、換気をコントロールできるのでとても便利です。

建築基準法では、シックハウスの関係から1時間に住宅の半分の空気を入れ替えなさいという基準に定められています。断熱・気密性能が高い住宅で☆☆☆☆マークの建材を使った住宅では有害物質の影響は少なく、結露を起こさないラインまで換気を自由に調整し、研究(実験)を楽しみながら暮らしておられる方もいらっしゃいます。
これは、健康に害がない程度に排気する熱を極力押さえることができる熱のコントロール方法なのです。
しかし、第3種換気といっても様々なタイプがあります。
局所換気(ダクトレス)だったり、オート設定で設定の変更ができないセントラル換気もあります。せっかく断熱・気密が高い住宅でも、上手く熱をコントロールできる設備を導入しないと宝の持ち腐れになりかねませんので換気も冷暖房同様に自分で調整のできるタイプのものを選ぶようにすることをお勧めいたします。

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第三種換気の思わぬ落とし穴!

先日、以前からお付き合いのある第三種セントラル換気メーカーから
「お客様のセントラル換気の性能が落ちて、結露が発生している」との事で、弊社に急ぎの原因調査依頼がありました。
早速伺い、換気本体を確認。換気本体は、モーター音も正常で不備なく稼働している様子でした。
次に吸気グリルを目視、グリルの開口部に埃などの目詰まりもありません。
お客様に聞くと、「吸気グリルは住宅引渡しの取り扱い説明で言われたので、こまめに掃除しています」とのこと。
この状態で、一度換気流量を各吸気グリルから測定してみることにしました。
吸気グリルは、LDK・トイレ・浴室・寝室・ホールの5箇所。
LDK→14m3/h・トイレ→11m3/h・浴室→7m3/h・寝室→7m3/h・ホール→7m3/hの結果。
吸気グリルの開口部(流量調整角)は、それ程絞っている様子ではないのに、この測定結果は??です。
もう一度天井点検口をあけ、各ダクトを目視。
ダクトに穴が開いていたり、継ぎ手部分が何らかの影響で外れているのであれば、配管スペース内である天井裏で漏れている空気を感じるはずですが、その様子もありません。
換気本体から外部へ排出するダクトをハズシ確認すると、ものすごい勢いで排気されています。
もしかすると・・・・
外に出て、セントラル換気の排気外部フードに近づくと外部フードからの音が正常時に比べて静かです。
脚立に上って排気外部フードを確認すると、やはり・・・・写真の様に外部フードの防虫網にビッシリと埃が詰まっています。
原因はこれです。埃が細かい防虫網の目を詰まらせ出口を塞いでいたのです。
埃を取り除き、原因である防虫網の撤去作業を終えてから、吸気グリルは先程の状態で、もう一度換気流量を測定してみると、LDK→40m3/h・トイレ→38m3/h・浴室→50m3/h・寝室→40m3/h・ホール→40m3/hと言う具合に解決しました。

この結果から、
排気外部フードの目詰まりで、1/3~1/7の性能しか出ていなかったことがわかります。
換気の義務付け以前では、換気を作動させない時の虫の侵入防止からこの防虫網は必要であったと思いますが・・・・
24時間換気の排気フードでは、常に排気による風を外に向かって出していますので、虫が浸入し難い状態です。
万が一の虫の侵入が気になり、こまめに外部フードの防虫網部分を掃除されている方以外では、今回のようなトラブルが起こらないためにも、防虫網(細かい目)がないタイプの外部フードの使用をお勧めします!


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換気は細かなコントロールの効くもので!

弊社では数々の換気扇を実験的に使用してきましたが・・・
換気はセントラル換気で細かなコントロールの効くもがベターです。
また、気密住宅でのセントラル換気と局所換気の併用は、排気の引っ張り合いをするためカタログ数値の性能がでないといったこともあり原則としてお勧めしません。
局所換気の場合、スイッチの入り切りのみで、スイッチを入れたまま排気流量を変更する事は出来ません。
そのため、換気のスイッチを入れたままだと寒かったりで、不快な環境となっています。
これに対し第三種セントラル換気の場合、本体に何段階かの排気量をコントロールできる仕組みになっているものもあります。
その他に各部屋の排気口も排気する流量を変えられ様々なライフスタイルに対応できる仕組みになっています。
このような換気システムが気密住宅ではお勧めです。
換気の本体のコントロールや各部屋の流量を絞ることで、暖房ランニングコストが下がったり、過乾燥を防いだりもできるのです。
新築引渡し当初は、1時間に住宅の半分の空気が入れ替わるように設定されているのですが・・・・
ライフスタイルに合わせてドンドン換気をコントロールしていいのです。
この時の注意することは、住宅内の湿気の排気も絞っている事になるので、「窓の表面などにウッスラと結露がおきるかもしれない」と言う事だけ頭においてください!
この窓表面結露に注意しながら、「自宅にあった第三種セントラル換気のポイントをご自身で見つけ出してバランスよい換気のコントロールを行う」といった方法も良い住環境作りに繋がります。

(上記の方法はしっかりとした防湿・気密がされている住宅に限ります。防湿が不十分な場合、壁体内結露の結露の危険もありますご注意下さい!)

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プロフィール

ふるかわしげひろ

Author:ふるかわしげひろ
住まい環境プランニング 代表
(旧:住環境アルテ)
・NPO法人 環境住宅正会員
・パッシブハウス・ジャパン
 賛助会員

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